保険のルールの変更

今年の4月から新しい保険のルールが始まります。
今日その講習会に行って来ました。
患者さんにとって一番のお知らせは、4番目の小臼歯が
ブリッジの支台歯となる場合に限って、白い硬質レジン
前装冠にすることができるようになったことでしょう。

今までのルールでは、単独の冠なら白いプラスチック製の
のものが認められていたのですが、ブリッジとなると金属にする
他ありませんでした。
やはり4番目の歯は口を開けたとき、上でも下でもよく見える
ので、白い方が良いですよね。

そこでどうしても白くしたいという人は自費で白くしていたのですが
今度の4月からは硬質レジン前装冠というプラスチックではありますが
保険でも、とりあえず白くできることになりました。
これはブリッジだけですが、やはり患者さんにとっては、
良いことだろうと思います。

ところで、保険制度維持のための財源を見てみると、
高齢化の進展に伴って国民医療費は平成25年度に40兆円を
突破。厚生労働省の試算では、平成37年度に50兆円超まで
達する見込みです。
いつまで赤字国債を発行してやりくりを続けられるのでしょうか?

お隣の韓国でも国民皆保険を実施していますが、
冠やブリッジ、入れ歯などは保険の対象外です。
アメリカではよく知られているように、日本のような
皆保険制度はありません。
オバマケアでも到底日本のような恵まれた保険制度では
ありません。

今後日本も少子高齢化が進み、厳しくなるでしょうが、
私としては、この国民皆保険制度をできるだけ維持していって
貰いたいと思っています。