先日埼玉の歯医者の友人から久しぶりに連絡があり、どうしたのかと
思ったら、なんと脳梗塞になったと言われ、びっくりしました。
しかし現在はピンピンして元気だということです。
よく話を聞いてみると、一時的な症状が出ただけで血栓融解剤飲んで症状が消える一過性脳虚血疾患だったようです。
ただこの症状は脳梗塞の前触れとしておきることが多く、友人も精密検査をして、頚動脈にプラークが見つかったということで、これを取り除く手術を受けるようです。
かれは前からLDL（悪玉コレステロール）の値が高かったそうで、スタチン系のLDL合成抑制剤は飲んではいたようです。
脳梗塞も心筋梗塞も動脈硬化が原因です。
中でも私の友人のようにLDLの値が高い高脂血症から動脈硬化になる人が多いようです。
動脈硬化を防ぐために、LDL値を下げるスタチン系の薬を飲んだり、LDL値をあげる食べ物（卵類、乳製品など）を制限したりする他にHDL(善玉コレステロール）値を上げることも大切です。
HDLの役割は動脈壁にくっついたLDLを回収して肝臓に戻すことですからHDLの値を上げることで、LDLの値が高くても動脈硬化を起こしにくくなります。
内科の本によるとLDL値をHDL値の２．３倍以下にするとよいようです。
すなわちLDL値が１６０ｍｇ/ｄｌの人ならHDL値を６９．６ｍｇ/ｄｌ以上にすることを目標にします。
ではどうすればHDL値を上げられるのでしょうか
それは有酸素運動を継続して行うことです。
特に手軽に行えるウオーキングが良いと思います。
マラソン選手の人達はHDLの値が軒並み１００ｍｇ/ｄｌを超えているようです。
実は私もひそかに１００ｍｇ/ｄｌを目標にしてウオーキングしています。
ウオーキングはほかにも血糖値を下げる効果があり
食後急激に上がった血糖値を２０分早足でウオーキングするだけで
下げてくれます。
という訳で毎日時間を作ってウオーキングをしています。
しかし、随分と理屈っぽいウオーキングですね。