新年あけましておめでとうございます。
いよいよ平成も最後の年になりました。
振り返ってみると、早いもので、平成元年に歯科医になってから丁度30年、
また平成7年に開業してから24年目になります。
その間歯科医として何が変わったかと考えると、やはり「総合的な診断力」ではないかと思います。
今から見ると、歯科医になった頃は、目の前の症状ばかりに気を取られて
原因を深く追求することが出来ていなかったなあとつくづく思います。
そういう意味で患者さんに言いたいのは、もし今の治療方針に納得がいかなかったら、
他の歯科医のセカンドオピニオンを聞いてみたほうがよいということです。
歯医者もさまざまですから・・・・。
ところで話題は変わって、私は昨年の大晦日に最近ではほとんど見なくなった
NHKの紅白歌合戦を見ました。
米津玄師が出るというので、それにつられて見たのです。
私自身も趣味がロック、ポップスの作曲なので、You tubeでは見ていても、
生はどうなのか興味津々だったのですが、映像的にも、音楽的にも
素晴らしかったの一言です。テレビに出ないというのが逆に新鮮な感じがしました。
村上春樹みたいですね。
さて私の今年の抱負ですが、仕事では診療台などの設備を新しくし、
また高齢者のオーラルフレイルにも対応すべく診療内容の充実を図っていくことと
個人的には、そろそろ以前から読もうと思っていた島崎藤村の『夜明け前』を読むことです。
ちなみに私の本棚にはたくさんの積読の本があり、『もういい加減読んでくれよ』
とばかり恨めし気にいつもこちらを見ています。何とかそれに応えてやらないといけません。
このことではいつも妻にいじられています。
たとえばプルーストの『失われた時を求めて』は中断を繰り返し、最初の『スワン家のほうへ』ばかり
それぞれ訳者が違うものが3冊ありますし、『源氏物語』では須磨帰りばかり繰り返しているので、
『源氏物語』に凝っている妻からは、林 望先生の訳が一番面白かったなどと、嫌みを言われる
始末です。
今年こそは読書の負債を少しでも返していこうと意気込んでいます。
読者の皆様今年もよろしくお願いします。