本を読んで深掘りすること

11月も後半になり、めっきり寒くなって来ました。
昨日の勤労感謝の日なども冷たい風邪が吹いて、初めて毛糸の手袋をして、犬の散歩をしました。
そろそろダウンなどの防寒服も用意しなくてはと思っています。

さてワールドシリーズもドジャースが勝って大谷がまたMVPに選ばれました。
東京ではプレミア12の決勝戦では日本は台湾に負けてしまいましたね。
それまで全勝で来たのでまさに画竜点睛を欠くという感じでしたが、でもよくやったと思います。

さて読書の秋で今私が読んでいるのは映画監督の小津安二郎に関する本です。
一つは平山周吉著「小津安二郎」で、もう一つは米谷紳之介「小津安二郎
老いの流儀」の2冊です。
平山周吉は最近注目している批評家で他にも「江藤 淳は蘇る」という分厚い
単行本や「満州国グランドホテル」という本もあり、いずれも私の興味をそそる本で思わず買ってしまいました。

ところで、小津が一貫して撮ったテーマは家族の有様で、こういうものはいつになっても古びないんだなと思います。
むしろ今問題となっている家族の有方を逆に示唆してくれている気がします。
桜木紫乃の「家族じまい」という小説もありましたね。

今テレビなどでは兵庫県の知事選の結果でSNSの力がクローズアップされていますが、従来のマスメディアも信用できない、かといってSNSもいま一信用できない私にとって信用できるのはやはり本を深掘りすることだと思っています。