12月も押し迫って、今日はクリスマスです。
色々と気ぜわしく、慌しい日々ですね。
さて私の毎日の日課に、朝の医療関係者のみ見ることができる
メルマガを読むことがあります。
歯科に関係したことも配信されるので、必ず読むようにしています。
その中に今年5月に読んだ記事が印象的だったので、紹介します。
それは歯周病と糖尿病との関係で、結論から言うと、「歯周病に罹って
動揺している歯があると、有意に糖尿病になるリスクが高まる」という記事です。
これは東京大学大学院公衆衛生学の研究によって明らかになりました。
従来から糖尿病があると歯周病になりやすいということは分かっていましたが、
その逆も成り立つということです。
今、現在糖尿病は大変増えていて、70歳以上では男女とも4割前後が、糖尿病
またはその予備群です。
糖尿病は有名な、網膜症、腎症、神経障害の3大合併症を引き起こすだけではなく
動脈硬化を進行させ、最終的に脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる病気を
引き起こすこともあります。
また最近では、がんや認知症も新しい合併症だと考えられるようになって
きました。
つまり色んな恐ろしい病気の入り口だと考えてもよいと思います。
糖尿病になることにより引き起こされる合併症が怖いのです。
その恐ろしい糖尿病を引き起こす原因の一つに進行した歯周炎があるということです。
動揺している歯があるということは、歯周病が進み、骨の吸収が進んでいることを意味します。
一般的に歯槽膿漏と言われる状態です。
私個人も今現在、糖尿病ではありませんが、一番警戒している病気です。
糖尿病には絶対になりたくありません。
そのために、食事のあり方や食後の運動そしてなによりも、歯のケアーに気をつけています。
歯周病の原因は歯垢と歯石を構成する歯周病菌という細菌です。
これを除去することは、歯だけに限らず、おおげさに言えば、
体全体にとって大変重要なことなのです。