私の好きな作家達

最近はかなり気温も上がってきて、診療室でも自宅でも
エアコンなしではいられなくなりました。

以前渡部昇一氏が本の中でエアコンさえあれば暑い時でも、本が読める
ということを言っておられましたが、
さて、今回のブログでは好きな作家達ついて、つれづれ書くことにします。

私は常々色んなジャンルの本を読みますが、その中にスポーツ物
があります。
本を読んだあとは、様々な読後感にひたる訳ですが、スポーツ物は
いつも圧倒的な感動を与えてくれます。

最初に読んだのはたぶん山際淳司著「江夏の21球」あたりだと思います。
その他思いつくまま書いてみると、海老沢泰久著「F1地上の夢」とか、
沢木耕太郎著「一瞬の夏」とか植村直己著「青春を山に賭けて」とか、
近年では増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」などがあります。
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」は柔道をやっているという
若い人に一冊別に買ってプレゼントした位です。
いったんいいなと思うと、その人が書いたものはスポーツ物でなくても
全部読んでしまいます。
リズムが合うというか、どんどん読めてしまいます。
これは誰でもそうではないでしょうか。

そして不思議なことに、好きな作家が好きだという作家もまた同じになる傾向が
あります。
私は小説家ではヘミングウエイが好きなのですが、これはもともと大学の
テキストで「われらの時代」を読んだのがきっかけです。
特に最初の「インディアンキャンプ」には圧倒されました。
いまでも時々読むことがありますが、いままで読んだ短編小説の中では
ベスト1です。とにかく唸るほかありません。
よく新潮文庫でこの夏読む100冊というキャンペーンで
ヘミングウエイというといつも「老人と海」が選ばれていますが、私が選者なら
「われらの時代」にします。

音楽と同様本の話もきりがありません。
また、いずれ書くことにしましょう。