ミッションとしての芸術

2月も後半になり、あと1週間足らずになりました。
天気予報では寒波もそろそろ終わって、今週後半には暖かくなるようです。
待ち遠しいですね。

さて、最近私は吉屋 敬著「ゴッホ 麦畑の秘密」(筑摩選書)という本を
読みました。
ゴッホ関係の本が出るとつい手が伸びてしまいます。
この本はいくつかあるゴッホの評伝の本の最新本です。
今までも嘉門安雄とか高階秀爾、圀府寺 司などの本がありますが、この吉屋 敬のものは読みやすく、網羅的なのでオススメです。
ただし最後のマルグリートのことはなくても良かったように思います。
もっとも著者はこれが描きたかったようですが・・・・・。

ところでゴッホとテオの共同プロジェクトとしての絵画制作のあり方をみると「ミッション」という言葉が浮かんできます。
すぐれた芸術の根本には「ミッション」があるように思います。
すなわち自分の思いだけで描いているのではなく、描かされているという「ミッション」を感じるのです。

またこの本の他にもヘミングウェイの「老人と海/殺し屋」の齊藤 昇の新訳(文春文庫)も出ました。
翻訳によって大分感じが違ってくるので、比べる意味では色々読んでみると面白いです。
「老人と海」の後にはニック・アダムス・ストーリーの優れたものが訳出されてます。
ニック・アダムスという主人公の名前が共通している優れた短編集です。
前にも書きましたが、私はこのニック・アダムス・ストーリーが大好きです。
 
さて気候も次第に暖かくなってくるようで、いい加減寒いのはもうこりごりです。
春が早くきて欲しいですね。