5月の連休も終わり、朝晩は涼しくても日中は暑いという寒暖の差が激しい毎日が続いています。
体調を崩さないようにしたいものです。
さて、私は3日前、夜に定期券をなくしてしまい、いろいろ探したのですが出て来なくて、翌日念のために三軒茶屋の駅に行って聞いてみたら、なんと落とし物として保管してありました。
まだ1ヶ月も残していたのでラッキーでした。
この話をスタッフにしたら、鉄道会社に連絡して使えないようにすることもできるようです。
しかし落としたものが出てくるのはやはり日本だなと思います。
外国では落としものはまず出て来ないそうですから・・・・。
そう考えてみると日本の保険制度も同じようなことかもしれません。
日本のような保険制度はなかなか外国では難しいようです。
私が思うにこの制度が何とか定着して機能している根幹には「困った時はお互い様」という思想が
あるように思います。
例えばアメリカのように多民族国家だとそうも行かないのでしょう。
「自分のことは自分で」という思想なんだと思います。
昔ヒラリークリントンが日本の厚生労働大臣に当たる人を日本に派遣して、日本の保険制度を視察させたのですが、その報告を見て、この制度はアメリカでは無理だという結論に至ったのもむべなるかなと思います。
その時にヒラリーは日本の医師は聖職者のように犠牲的に働いていると言ったことが印象的でした。
またある評論家は日本の保険制度は最も成功した社会主義だとも言っていました。
ところで政府は今年の秋には保険証をやめてマイナンバーカード一本にするらしいですが、大丈夫かなと私は危惧しています。
当医院では来院する患者さんのほとんどがまだ保険証を持って来られます。
マイナンバーカードは一年前から使えるようにしてあるのですが、何となく情報漏洩や最近の偽造のニュースなどを聞くと、不安に思われるのかもしれません。
今年の秋からのマイナンバーカードで問題が起きて受診できないというようなことがあってはならないので、医療機関としても結構大変です。