国民皆歯科検診





6月に入り、梅雨の季節も近づいてきました。
梅雨は必要ですが、毎日ジメジメするのは勘弁してもらいたいなと思います。
犬の散歩もできませんし・・・・。

さて、先日政府が骨太の方針で国民皆歯科検診の方針を打ち出しましたが、 これについてはいろんな意見があるようです。
私としては、かねてからそうした方が良いと思っていたので、賛成です。

その根拠として今虫歯のある子供は非常に少なくなりました。
学校検診が非常に有効に機能しているからです。
しかもたとえ虫歯があっても子供の治療代はかかりません。
成人の場合どのような形になるのかはわかりませんが、年1回お口の中をチェックし、 その検診料自体は無料か低料金だが治療しなければならないとなると、その治療代が かかるといった具合になるのではないでしょうか。

ところで、以前この院長ブログでも書きましたが、虫歯や歯周病といったお口の中の 病気にならないためには、まずお口の中に関心を持つことが一番大事です。
歯科検診がその契機になるのではないかと思います。
私は基本虫歯も歯周病も予防できると思っているので、関心を持てば予防に対する 意識が高まると思います。
虫歯や歯周病を引き起こす細菌はすべて歯垢と歯垢の固まった歯石の中に含まれています。
従って極端な話自分でブラッシングやデンタルフロス、歯間ブラシで完全に取ってしまえば 虫歯や歯周病にはならないわけです。
しかしその評価は自分ではなかなか出来ません。
そのために歯科医院でチェックしてもらう必要があるのです。
私は毎日の診療で患者さんのお口の中を見ていますが、きちんとブラッシングできている人は 残念ながら非常に少ないのが現状です。

ところで、国民全員というからには、私もどこかの歯医者で検診してもらわないと いけないのでしょうね。 私は自分で鏡を見ながら、器具を使って歯垢、歯石を取れるので、この義務を 免除して貰えないんでしょうか? やれやれ面倒だなあ・・・・・。(これは禁句!)