坂本龍一と武満徹

7月に入り蒸し暑い日が続いています。


今日(7月9日)のニュースでは福岡、山口に大雨が降っていて、山陽新幹線もこのあたりで不通になっているようです。
早く梅雨が明けないかなとか思う一方で、あの暑い夏がまたやってくるのかとも思うと、やれやれという心境です。

一方、診療室は冷房が効いて時々寒いくらいです。
そのため私は白衣の上に更にもう一枚大きめの白衣を着ていることもあります。
冷房病になると私はこめかみが痛くなって、食後胃が重くなる症状が出るので体のケアに注意しないといけません。

睡眠も大事です。
最近私は夜寝る前にYou Tubeでピアノ曲を聴いています。
私のお気に入りは前田勝則さんです。チャンネル登録もしています。
他にも亡くなられましたが羽田健太郎さんも聴きます。
この人はポップスでもピアノを弾いてて、レコードで山口百恵の「秋桜」の冒頭のピアノはこの人でなければうまくいかなかっただろうと言われています。

また最近読んだ本では坂本龍一の「音楽は自由にする」、「ぼくはあと何回、満月をみるだろう」などが印象に残りました。

特に「音楽は自由にする」の中で、武満徹のコンサート会場の前で2回にわたって批判のビラをまいたというのには驚きました。
昔私が若い頃、武満徹の「ノべンバーステップス」を聴いて鳥肌が立つような経験をしたことがあるので、リスペクトすることはあっても和楽器を使ったから右寄りだと批判のビラをまきに行くというのはちょっと考えられません。

その続きとして、2回目の時でしょう武満本人がやってきて坂本龍一と30分くらい立ち話をして、結果坂本龍一を敬服させたというのが良いですね。
まるで若き三島由紀夫が太宰治に会いに行って「僕は太宰さんは嫌いなんです」と言った時みたいです。
もっとも坂本龍一と武満徹は三島と太宰の関係と違って後に仲良くなったみたいですが・・・・。

この夏また実家に帰ったら「ラストエンペラー」でも見ようと思っています。
音楽が良いんですよね。