10月に入りようやく涼しくなってきました。
ワンチャンの散歩も日中させることができるようになり、ほっとしています。
医院の方は9月の終わりから、受付に新人が入り、今いろいろと教えている真最中です。
皆様には場合により不手際があるかもしれませんが、よろしく長い目でお願いします。
私個人的には相変わらず気ぜわしい日が続いていて、ゆっくり本が読めないのがストレスです。
仕事の他にワンチャンの病院通いなど休日にしかできないことをまとめてやると、休みもあっという間に過ぎていきます。
しかしそれに比例して読みたい本は溜まっていくばかりです。
いつも思うのですが、本は出た時にすぐ買っておかないと手に入りにくくなります。
今はアマゾンがあるので便利ですが、昔は後で買おうと時期を逸してしまうと、本屋に注文するなど面倒でした。
たとえて言うと、川の流れに乗って流れてきた綺麗な葉を取りそこねて、やり過ごしてしまうともう二度と手に入らないという感じです。
という経験から私はつい読みたいなと少しでも思った本はその場で必ず買うようにしています。
また、昔はCDも1ヶ月10枚くらい買っていました。
というわけで自室は本とCDであふれています。
最近買った本は片岡義男の「珈琲にドーナツ盤」とか丸谷才一の「日本文学早わかり」などです。
「珈琲にドーナツ盤」は掌の小説の終わりに音楽が紹介してあって、読んだあとにその音楽を聴きたくなります。
文字通り珈琲を飲むながら読む本です。
かたや「日本文学早わかり」は日本文学の芯には勅撰和歌集が貫いていることが解説してある本です。
四季おりおりの詩歌こそ日本文学の肝なんだと思います。
まるで法隆寺の五重の塔の心柱みたいです。
というわけで妻のしかめっ面にもかかわらず、
これからも院長室にも自室にもどんどん本が増えるのでしょう。