癒される声

9月も半ばを過ぎ、暑かった今年の夏も次第に遠ざかり、夜には茂みの中で虫たちの声も聞こえてくるようになりました。
とはいえ日中はまだまだ蒸し暑い日が続いていますね。

昨日、今日と青空が広がって「九月の空」という感じでした。
というわけでもないのですが、最近なんとなく高橋三千綱の「九月の空」が読みたくなって、古い角川文庫を引っ張り出して来て読みました。
紙が黄色くなっていましたが、なんだか懐かしくなって読み直しました。
高校の剣道部の話です。私も高校の時一時剣道部にいたことがあったので、その時のことも思い出されます。

ところで九月というとどこか感傷的になるところがあり、私もついそんな曲を聴いてしまいます。
ここのところよく聴いているのは女性ジャズボーカルです。
とにかく声の魅力的な人がいいです。
以前にも書きましたが、私はスー・レイニーの歌が好きです。
他にもビバリー・ケニーとかドリス・デイとかもよく聴いています。
唄の上手い人はたくさんいますが、それ以上に大事なのは声そのものの魅力です。これは天性のものなので努力しても得られないものです。

アナウンサーなんかでも加賀美幸子さんとか森田美由紀さんとか落ち着いた柔らかい声質が聴きごごちが良いですね。
夜、スー・レイニーの唄声を聴いていると、夏の強い日差しで日焼けした私の心を癒してくれる気がします。