10月も一週間が過ぎ、漸く涼しくなって来ました。
コロナも一段落し、久しぶりに8日(日)には私の住んでいる町でもお神輿を担ぐ姿を見ることができました。
日常が少しづつ戻りつつあるようです。
さてやっと秋がやって来ました。
私は絵を見るのが好きなので、この秋やってくるモネ展を楽しみにしています。
上野の森美術館で10月20日より始まる「モネ連作の情景」展です。
思えば3年前のコロナが始まる直前に同じ上野の森美術館で行われたゴッホ展を見に行ってから、コロナも一段落して、また同じ美術館で今度はモネ展です。
モネもゴッホと同じく日本では人気があるので、混むんでしょうね。
そういえば最近私は美術に関する本を何冊か買いました。
高階秀爾著「名画を見る眼」の1と2、これは最近出たカラー図版のものです。
山梨俊夫著「美術の愉しみ方」、これもカラー版が綺麗です。
今ひとつは多少理屈っぽいんですが、井奥洋子著「近代美学入門』です。
今では古典的になった中井正一の「美学入門』も有名ですが、こういう少し哲学的な思索に耽るのも秋らしくていいんじゃないでしょうか。
芸術の良いところは常日頃の価値観の転換を味わえるところにあると思います。
つまり物事を常に優劣で測ったり、損得で判断する価値観とは全く正反対の位置に芸術はあります。
そういう意味で優れた芸術に出会うと気持ちがフラットになります。
まるで神様のお祓いを受けるような感じです。