審美歯科には色々ありますが、大きく次ぎの3種類にわけられます。
削った部分を白くする
削らないで色だけ白くするホワイトニング
歯並びをきれいに整える矯正
削った部分を白くする。
歯の神経を取ったりした後にかぶせる冠を白くすることは非常によく行われています。
特に従来から前歯ではセラモメタル(MB)でやることが多く、これは貴金属を鋳造して作った後、その上に純粋なセラミックを焼き付けてかぶせる方法で作った冠です。
冠は、純粋なセラミックのかわりに、プラスチックを混ぜたものとか、プラスチックだけのものとか。
また白くする範囲により、表だけ白くするのか、裏まで白くするのかによっても違います。
ちなみに前歯に限って、保険の金属で鋳造しプラスチックだけをかぶせた硬質レジン前装冠は保険適用です。
セラミックを使うと変色しませんが、プラスチックだと変色は避けられません。
最近ではジルコニアという新しい素材も開発され、この単体だけで冠を作ることができ、金属をまったく使う必要がありません。
そのために歯の削る量を少なくすることが可能です。
ただ難点はジルコニア単体だけでは色がよくないので、前歯ではセラミックをかぶせたり、ステインをつけたりする必要があります。これはセラモメタルと違い、ジルコニアオールセラミッククラウンといいます。ジルコニアは金属なみに強いのでブリッジも作ることができます。
奥歯など従来の保険で一部だけ金属で修復した部分(インレー、アンレー)もまたハイブリッドセラミックなどで白くすることができます。
ホワイトニング
歯を削らないで白くする代表的な方法がホワイトニングです。
これには、家で行うホームホワイトニングと診療室でやるオフィスホワトニングの2種類があります。
現在のホワイトニングの主流はホームホワイトニングで、これは歯の型をとり、それを石膏模型にして、それからマウストレーと呼ばれる容器を作り、その中に薬剤を入れて、歯にはめて貰う方法です。
最低1日2時間、2週間行ってもらいます。一度に多数歯を白くしたい時に向いています。
一方、オフィスホワイトニングは、診療室で白くしたい歯に薬剤を塗ってレーザーや紫外線をあてて白くする方法です。少数歯を白くしたい時に向いています。
また、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを同時にやることもできます。
ホワイトニングをやってもどうしても思ったように白くならない場合は、ラミネートベニヤという方法があります。
これは歯の表面だけ5mm程度削って型を取り、その次に約5mmの厚さのセラミックをつくり、削った歯の表面に接着する方法です。
これでやると確実に2回で白くすることができます。
矯正
現在当医院では歯科矯正はやっていません。しかるべき矯正科を紹介して居ります。
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